ペンドルトンのトライバル柄メンズコート

１０年ほど前に柄が気に入ってメンズのSサイズを購入され、袖丈など直されたそうですが、まだまだ女性用としては大きかったようです。

北海道からのご依頼でしたが、着用写真などでぶかぶかな様子がよくわかりましたので、肩幅、袖幅、身幅を華奢な女性に合うサイズにリメイクしました。

リメイク後、北海道の雪の中で撮った写真を送っていただきました。
昨年から流行のトライバル柄のこのコート、可愛く着ていただいて感激です♪

メンズデザインのベルテッドコート

リメイク前の方がバランスが良いように見えますが、ベルト位置が高すぎて、身長のある方には胸の下にベルトが来てしまうような位置でした。
前中心まで台衿のあるナポレオンカラーのダブルのベルト付きコートはお洒落なのですが、デザインがゴテゴテして着にくいようです。
肩章や袖口のベルトも取り、ダブルだった打ち合わせをシングルにし、台衿の前側をカットしてステンカラーに作り替えています。右胸のフラシも小さくカットし、ベルト通しの位置を通常のウエスト位置に移動して、原形を残しながらシンプルで着やすいベルテッドコートになりました。

ブルーグリーンのキルティングコート

色がきれいなブルーグリーンのキルティングコートですが、着丈の長さと衿周りのゴテゴテ感が古いデザインに思います。

リピーターで来ていただいているお客様はこの色がお好きで捨てられず、また着られるよう着丈を短くして衿のリブ生地を取ってスッキリさせたいと、お持込いただきました。

個性的な色でもスッキリしたデザインでコーディネートもしやすくなり、軽くなって気軽に着られるキルティングコートになりました。

エミリオプッチのムートンリメイク

ブランド特有の色合いが素敵なムートンですが、衿の開き、だらんと落ちた肩、長すぎる着丈に低すぎるベルト通しの位置のすべてが見るからに着にくそうでサイズがあってないのが分かります。

ポケット下の切り替え位置で着丈をカットし、ベルト通しの位置を上げ、肩のカーブと位置、身幅、衿の開きを調整して気軽に着られるムートンのコートになりました。

そして残った裾の革では、肩から斜め掛けできるバックにリメイクしました。あったかいムートンバックがアクセントになって冬のお出かけも楽しくなりそうです。