2016年10月
アニマル柄のフェイクファーコートリメイク
10年くらい前はリアルファー流行りで、たくさんのロングコートをショート丈のボレロなどにリメイクして、残った裾のファーでショールや小物をたくさん作りましたが、最近ではリアルファーよりフェイクファーのリメイク依頼が多くなりました。
今年夏からヒョウ柄やパイソン柄が再びトレンドで、これまで小物で取り入れるファッションが多かったのですが、今年は服に取り入れるのが流行のようです。そんなアニマル柄もフェイクファーだからこそ楽しめるアイテムですね。
こちらも落ち着いた色目のヒョウ柄フェイクファーのコートですが、ボリュームがあって重く、裾広がりのシルエットを細身にシンプルにリメイクして、大人っぽく仕上げました。
リメイクしていつまでも愛用したいバーバリー
昨年、三陽商会の製造ライセンス契約が終了してからは、さらにリメイクされる方が多くなり、この1年の間にたくさんのバーバリーのトレンチコートをリメイクしました。
こちらもバーバリーの白いトレンチと一緒にご依頼いただいたバーバリーの濃紺のダブルのジャケットを肩幅と袖幅を詰めて、前をシングルにリメイクしたものです。
元の衿についたマチ針が、リメイクする衿の大きさの目安です。大きい衿と肩パットの入ったダブルの紺ジャケットが定番だった時代を感じますね。
着丈は元のままですが、シンプルな細い衿になって、スッキリ洗練された今風のシルエットになりました。
そういえば昔、バーバリーのメンズシャツから3歳女児のワンピースにリメイクしたのを思い出し、探したら10年も前でした。
http://extase.air-nifty.com/news/2006/02/ll_227e.htmlリメイクしてこれからも永く着るバーバリー、これこそ本当のお洒落だと思います
ラム革ジップアップジャケット
台風続きで10月になっても気温が30度超えるような異常気象でしたが、ようやく秋らしい気候になりましたね。
赤い革コートは柔らかいラム革で飾りミシンがしてあり、裾側にスリットがあったり凝ったデザインですが、シルエットが寸胴でスタンドカラーの高さも微妙に高くて折れてしまい、着にくいコートだったようです。
肩幅、袖幅、身幅を今風のシルエットに調整し、着丈も少しカットしてスリットを閉じ、スタンドカラーは少し低くして付け直しました。
前が比翼仕立てでボタン開きだった部分をカットし、スッキリとオープンファスナーのライダース風に仕上げました。
この秋に渋めの赤い革ジャケットはお洒落度高いです。
クローゼットに長く眠っていた分、たくさん活用していただけるといいなぁ。
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