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2016年10月

ドルマンスリーブコートのリメイク

Fullsizerender_337_2 Fullsizerender_343_2ここ数年ドルマンスリーブは流行ってはいるものの、コートのデザインとしては重たくて脇がもたつくように思います。
こちらはドルマンスリーブというより身頃から袖がつながり、脇部分から身幅もたっぷりしていて着丈も長く、フード付きのボリュームあるデザインでした。

フードの衿ぐりをそのまま生かしたスタンドカラーにして、袖下から脇部分を大きくカットし、身幅をすっきりさせました。着丈もボタン位置で分かるように膝丈に短くしています。

軽くなって、今の季節の朝夕の寒さしのぎにはちょうど良いアイテムになり、さっそく着ていただいたようです。

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ロングのスエードコートリメイク

Img_1996Fullsizerender_353お母様の形見のコートだそうです。ファーのボリュームがマダムっぽいので取り外してマフラーにし、重いので着丈を短くして裾側の残り革を有効活用したいとのご依頼でした。

ロングでずっしり重さのあるスエード、着丈を膝丈にカットし、バストサイズや袖幅を調整してシンプルなシルエットのコートになり、残った裾の革でバックを作りました。

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取り外したファー衿は、中央で分割して、2人のお嬢様たちに使っていただけるようにリメイクしました。

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コート1着のリメイクから、秋らしい色合いのバックやマフラーの小物まで出来るとお洒落の楽しさが倍増します。

 

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アニマル柄のフェイクファーコートリメイク

Fullsizerender_274 Fullsizerender_29010年くらい前はリアルファー流行りで、たくさんのロングコートをショート丈のボレロなどにリメイクして、残った裾のファーでショールや小物をたくさん作りましたが、最近ではリアルファーよりフェイクファーのリメイク依頼が多くなりました。

今年夏からヒョウ柄やパイソン柄が再びトレンドで、これまで小物で取り入れるファッションが多かったのですが、今年は服に取り入れるのが流行のようです。そんなアニマル柄もフェイクファーだからこそ楽しめるアイテムですね。

こちらも落ち着いた色目のヒョウ柄フェイクファーのコートですが、ボリュームがあって重く、裾広がりのシルエットを細身にシンプルにリメイクして、大人っぽく仕上げました。

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秋らしくお洒落にリメイクジャケット

Img_2211 Fullsizerender_322_2ジャケットや、軽いコートが着られるようになって、お洒落が楽しい季節の到来ですね

ジャケット数点ご依頼いただいたのですが、その中でも今の季節にピッタリなツィードジャケットをサイズ調整したものです。

ざっくりした風合いが素敵なツィードジャケットですが、肩幅や着丈のバランスが、華奢なお客様には野暮ったい感じでしたので、コンパクトにサイズ調整しました。

後ほど、ご自宅で素敵にコーディネートされた写真をいただきました。リメイクして秋のお洒落を楽しんでいただいて私も嬉しいです

Photo

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リメイクしていつまでも愛用したいバーバリー

Fullsizerender_341 Fullsizerender_342昨年、三陽商会の製造ライセンス契約が終了してからは、さらにリメイクされる方が多くなり、この1年の間にたくさんのバーバリーのトレンチコートをリメイクしました。

こちらもバーバリーの白いトレンチと一緒にご依頼いただいたバーバリーの濃紺のダブルのジャケットを肩幅と袖幅を詰めて、前をシングルにリメイクしたものです。

元の衿についたマチ針が、リメイクする衿の大きさの目安です。大きい衿と肩パットの入ったダブルの紺ジャケットが定番だった時代を感じますね。

着丈は元のままですが、シンプルな細い衿になって、スッキリ洗練された今風のシルエットになりました。

そういえば昔、バーバリーのメンズシャツから3歳女児のワンピースにリメイクしたのを思い出し、探したら10年も前でした。
http://extase.air-nifty.com/news/2006/02/ll_227e.html


リメイクしてこれからも永く着るバーバリー、これこそ本当のお洒落だと思います

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すっきりシルエットに大改造の革ジャケット

Fullsizerender_326 Fullsizerender_340_2打ち合わせがダブルで着丈も長く、身頃も袖も太くて全体に大きなサイズのトレンチ風の革コートでした。

衿の刻み位置が低く昔っぽいことや、脇部分の袖ぐりが大きく下がっていて、さらにポケット位置が低すぎるので、肩の縫い合わせから上に全体を引き上げてカットし肩パットを取った肩のカーブを小さくして袖幅を細くし、打ち合わせをシングルのシャープなテーラーカラーにし、ウエストをシェイプして、袖口の折り返しはカットしました。

もとより着丈も短くして、すっきりとシンプルな革のジャケットになり、リメイク前と比べると軽くて着やすくなりました。

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おシャレなカーキのムートンマント

Fullsizerender_336 Fullsizerender_329_2着丈が長くてずっしり重みのある昔っぽいデザインのムートンを今っぽく軽く着られるようなマントにリメイクしました。

大きかった袖ぐりの脇のカーブをそのまま生かして腕を出しやすいようにしています。
残った裾側のムートンは、うまく組み合わせてコロンとした手提げバックになりました。

お洒落なカーキグリーンのマントとバックで素敵なコーディネートができそうです。

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ラム革ジップアップジャケット

Fullsizerender_278 Fullsizerender_298台風続きで10月になっても気温が30度超えるような異常気象でしたが、ようやく秋らしい気候になりましたね。

赤い革コートは柔らかいラム革で飾りミシンがしてあり、裾側にスリットがあったり凝ったデザインですが、シルエットが寸胴でスタンドカラーの高さも微妙に高くて折れてしまい、着にくいコートだったようです。

肩幅、袖幅、身幅を今風のシルエットに調整し、着丈も少しカットしてスリットを閉じ、スタンドカラーは少し低くして付け直しました。

前が比翼仕立てでボタン開きだった部分をカットし、スッキリとオープンファスナーのライダース風に仕上げました。

この秋に渋めの赤い革ジャケットはお洒落度高いです。
クローゼットに長く眠っていた分、たくさん活用していただけるといいなぁ。

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