2017年1月
1枚仕立てではないカシミアのコート
一枚仕立てのカシミアコート
このところ1枚仕立てのコートリメイクのお問い合わせをよくいただきます。技術が必要なので出来るところも少ないようです。
1枚仕立ては両面使用に貼り合わせた生地なので、サイズ調整する場合はサイズに合わせてコートをカットし、縫い代となる部分を手で2枚に割き、割いた表側をミシンで縫い合わせ、裏側は内側に切り口を折り返して3~4ミリ間隔に手まつりして仕上げます。
前端や袖口、衿周り、裾のような端は、画像のように縫い代を割いた片側に接着テープを貼って内側に折り、もう片側も内側に折り込みながら手まつりします。
手縫い作業の難しい仕立てになりますので、普通の仕立てのものより料金も2~3割アップになります。
肩パットの入った大きな肩のダブル打ち合わせのロング丈、バブル期の定番の形でしたが、生地はしっとりと柔らかく高級感があって、捨てるにはもったいないです。
全体のシルエットを今風に調整し、打ち合わせをシングルにし、着丈も短くして、リメイク料金は5万円です。
クローゼットに眠ったままにしておくなら、リメイクして着たほうが絶対良いです!
3度目のリメイクムートン
前回のリメイクから1年経過し
http://extase.air-nifty.com/news/2016/01/post-1a3f.html
にて掲載したリメイクのお客様から、ちょこっとリメイクを承りました。
残ったムートン革を使って、身頃の裾に表側に毛を出して縫い付けています。
また次回、残っているムートン革を使ってリメイクしたいとのこと。
毎年少しずつデザインを変えて楽しむリメイクもありですね!
明けましておめでとうございます
2017年が良い年になりますように
年末は31日までリメイクの仕事をしておりました~年内に間に合わなかったお客様には、遅くなりまして大変申し訳ありません。
今年は新しく、帽子やバック、アクセサリーなどの制作販売の企画をしていますので、リメイクと併せて、よろしくお願いいたします。
昨年は11月よりHP更新の暇もありませんでしたが、少しずつリメイク画像をアップしたいと思います。
毎回イブ・サンローランなどのハイブランド品のリメイクをご依頼いただくリピーターのお客様から、素敵な色合いのショートジャケットのリメイクを承りました。
衿の大きさや、ダブルの打ち合わせに肩パットと金ボタンがバブルっぽいですね~
前をシングルのファスナー開きにして、シンプルな低めのスタンドカラーにしました。
これなら華やかなチェックも今っぽく着られますね。
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