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2017年4月

30年前の革ブルゾン

Fullsizerender_420 Fullsizerender_421このくらい年季が入ったものは珍しく、もともとダメージ加工したような染色でしたが実際袖口や裾はボロボロに擦り切れ、裏生地を取ると革が粉状になって劣化し、衿の内側も革がゴワゴワしていました。

どうしても捨てられず、リメイク出来ないのであれば捨てる決心が出来ると仰ってましたが、リメイク困難なものほど なぜかどうにかして蘇らせたくなります

丁寧にカットして劣化部分を取り除き、ポケットなどのデザインは無くしてスッキリさせ、身頃のタックを閉じた内側の革やポケットの蓋、ラグランスリーブの太い袖部分や身頃の脇をサイズ調整でカットした革をひとつひとつ丁寧に~丁寧に~つなぎ合わせて縫い、ようやく今風のシルエットにリメイク出来ました。

とても長い間仕上がりをお待たせしたのですが、仕上がりを喜んでいただき、頑張った甲斐がありました。

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ノーカラーの革ジャケット

Fullsizerender_417 Fullsizerender_416_3革コートの衿を取ってノーカラーにするリメイクは、今季もたくさん承りました。

最近はメンズのお客様からもノーカラーリメイクのご依頼があって、スッキリとシンプルに仕上がり、春といってもまだ夜になると寒いので、この時期に着ていただけてオシャレです。

取り外した衿から後ろの衿ぐりの見返しを作って、裏生地と接ぎ合せ、自然なカーブで衿ぐりを縫い合わせます。

Fullsizerender_411_2 衿のデザインがノーカラーになるだけで、服のイメージが随分変わって、インナーとのコーディネートもバリエーションが増えますね。

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春にはリメイクトレンチで

Img_1279_2 Fullsizerender_367春の卒業式、入学式に合わせてリメイクのトレンチコートを活用していただく時期です。

昔の肩パットの入った身幅も袖幅も太いトレンチコートがリメイクでスッキリ今の形になって甦りました。

Img_1277_6 Fullsizerender_369_2

ロングだったトレンチコートも、肩章を取って脇から袖幅や身幅ををスッキリとカットし、着丈はノーマルなひざ下丈にすれば、どんな時でも着やすく重宝します。

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