« 2019年2月 | トップページ | 2019年4月 »

2019年3月

スカートのサイズアップリメイク

Img_5652Img_5666ブログ投稿に新機能が加わってあたふたしていますが、早く慣れるためにもどんどん投稿していこうと思います。
以前コートのリメイクを承ったお客様より、スカートやパンツ、ワンピースのサイズアップを承りました。
デザインを変えるリメイクではなく、サイズ調整のみのご依頼もよくあります。
このスカートは、両脇の縫い代から数ミリずつサイズを出し、スリットになった切り替えの見返し分3センチを出して、ダーツの分量も少なく縫い直して、ウエストで6~7センチ、ヒップで4~5センチのサイズアップが出来ました。
ウエストベルトの足りない生地は、カギホック部分の重なりから生地をカットし、ストライプの柄を合わせて継ぎ足しています。
Img_5664パンツの場合は両脇と後ろ中心の縫い代やダーツからサイズを大きくしますが、こちらのパンツはベルトが足りなくなった分をベルト裏側から生地を取り、後ろ中心で継ぎ足しました。
柄を合わせられないのは残念でしたが、なるべく見える部分には同素材を使用するようにしています。

| | コメント (0)

メンズの防寒ムートン

Img_3602Img_4720Img_4722
今日からブログの機能が新しくなって、画像の表示がいつもと変わり、なんだかよくわかりません😵
そのうち習得すると思いますが、お見苦しい点があれば失礼します!
昔イギリスで生活してらっしゃったお父様がその頃買って着てらっしゃったムートンコートを譲り受けられたそうです。
女性用のボディに着せると分かりにくいですが、分厚い革の身幅も袖幅も大きなムートンは袖丈のみほぼ変わらず、着丈をカットし、身幅と袖幅をかなりカットしました。
前ファスナーにし、衿下と両脇裾にベルトを付けて、眠っていたムートンもこれから親子2代にわたって着ていただくことができそうです。
 

|

ヴィンテージのメンズ革コート

Img_5575 Img_557720~30年前のものだそうですが、丁寧に手入れされていて状態の良いメンズの革コートです。

全体のサイズダウンと、胸の飾りフラップや裾の飾りタブなどを取り、衿の中に折りこんでいるフードをカットするなどして、全体にスッキリするようリメイクし、裏生地のほつれた部分なども修復しました。

随分昔のものなので、お父様から譲り受けられたものかと思いきや、お聞きしたら社会人になられて初めてのお給料で奮発して買われた革コートだそうです。
着るたびに社会人になったその頃の事を思い出して大切にされていたのでしょうね。ずっと一生もので着る革コートを購入されるなんて素敵です。

Img_5576 Img_5578

後ろのシルエットもスッキリしました。 もともと大きなサイズで着てらっしゃったのかもしれませんが、サイズダウンするほど体型を保たれているのも素晴らしいです。

| | コメント (0)

裏生地の張り替えリメイク

Img_5650 ユーズド感のある革コートは味があって素敵ですが、裏生地がボロボロだと脱いだ時にがっかりしますね。

ご用意いただいた柄の入った素敵な裏生地で革のロングコートの裏生地の張り替えを承りました。
革は伸縮するせいか、裏生地が脇などで裂けて別布で補修されていたので、元の裏生地のサイズよりゆるみやきせを多めにとって作り替えました。

きせとは、縫い代分を少なく縫って、本来の縫い代分で折り返し、縫い目が隠れますが、表生地が動作によって伸びた場合も、折り返して重なった分が裏生地のゆるみとなって伸びるのでジャケットの背中心などで多くとったりする縫製技法です。きせがないと、表生地より伸縮が無く弱い裏生地は縫い目で裂けやすくなります。

Img_5663 Img_5649

ポケットの袋布も中で擦り切れていましたが、新しくした袋布は周囲を2度縫っています。
これは補強のための基本なのですが、最近はここまでしているものは、既製品ではほとんど見ません。

丈夫で美しく生まれ変わった革コート、また永く着ていただけると思います。

| | コメント (0)

メンズコートの衿リメイク

Img_5189 Img_5272こちらも昨日に続きメンズコートです。
衿の形が昔っぽいので、もっとシャープな衿のラインにしたいと承りました。

ハイブランドらしい細かな縫い目のしっかりした縫製に脱帽しながら、衿を取り外し、もう一度形成して身頃に取り付けます。

左の衿のボタンホールが問題で、ミシンが入らないために細かく手縫いして左右のバランスを見ながら形を整え、緊張しながら衿周りのステッチを入れて完成しました。

エルメスのコートというだけでお洒落だと思いますが、ボタンを外した感じや衿を立ててもかっこよくなり、お洒落にこだわりを持つことは大切ですね。

Img_5271 Img_5270

| | コメント (0)

メンズコートリメイク

Img_5595 Img_5646

Img_5596_2 Img_5647

ユーズドのお店で見つけたと仰っていました。
生地の傷みもなく、柔らかいカシミアのバーバリーのコートですが、衿や全体のバランスが少し昔っぽいように思います。

着丈を少し短くして、フラップポケットの幅を短くし、希望の画像も用意してくださったチェスターコートのように衿を小さめのテーラーにと明確な指示をいただいて、ご依頼承りました。
身幅や肩幅などのサイズ調整をしなくても、ちょっとしたディテールの変更で、こんなにも今風に変わるものです。メンズの流行やサイズ感には疎いので、リメイク前後の画像を見比べて自分でも驚きました

昨日の、ご友人の結婚式に着用されるとのことでした。
中古品をうまく活用し上手にお洒落されていて、勉強になります。

Img_5648幅を 短くしたフラップ周りやリメイクした衿周りには元のようにハンドステッチを施して、頑張りました。

| | コメント (0)

花粉症対策に革ジャケット

Img_5278 Img_5598

普段はうっとうしい雨も花粉症なので朝から雨だと、ほっとする今日この頃です。 外に出る時は、ナイロンなどの表面の滑らかな素材が花粉が付きにくいそうですが、少しお洒落をしたい時に革ジャンを着ています。花粉用ゴーグルやマスクも、もっとお洒落なアイテムで何か出来ないかなぁ~と思います。

こちらの革のコートは、お持込いただいた際に一緒にお気に入りのデニムジャケットもお持ちいただいて、同じデザインとサイズに 仕上げました。

コンパクトでシンプルなデザインになったので、まだ肌寒いこの時期にはコートの代わりにもなり、花粉も付きにくいので重宝しそうです。

Img_5279 Img_5601

 

| | コメント (0)

グリーンの革コート

Img_5028 Img_5497「昔、海外旅行で主人が買って来てくれたもの」と仰っていたように記憶しています。奇抜なデザインでなかなか着られないままなので、もっとシンプルに着やすいデザインに、とのことでした。

よく見ると裾部分は2段になったフレアーで、肩のボリュームや袖口カフス、ダブルのくるみボタンも、全てがゴテゴテしています。

前ファスナーで着やすくスッキリ軽くなり、これなら普段もたくさん着ていただけて、贈ったご主人にも喜んでいただけると思います。

Img_5029 Img_5498

| | コメント (0)

« 2019年2月 | トップページ | 2019年4月 »