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2022年6月

メンズ革コートの衿リメイク

早いもので今年前半の最終日です。
それにしても梅雨を鬱陶しいと思う間も無く梅雨明けし、6月にしては異常な暑さ続きで身体にこたえますね。

アクアスキュータムのメンズの革コートは、衿にリブ生地を使っていて、昔のものなのでリブ生地が伸びてしまったのか〜衿のベルトを開けても閉めても落ち着かないデザインでした。
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同系色の皮でスタンドカラーにリメイクする事になり、羊革の種類があまり無いので探すのに少々手こずりましたが、ほぼ同じ色と風合いのものを探し当てました!
と、思いきや〜衿を作って身頃に付けてみるとほんの少し色が濃かったのですが、それはそれでデザインとして違和感なく仕上がりました。
皮が伸びていた身頃の衿周りも調整して、元々付いていた衿のベルトを付けて完成!前を開けていてもだらしない感じにはなりません。
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しばらくクローゼットで眠っていたようですが、この冬から再デビューですね。

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バブルのクレージュ革コート

コロナが落ち着いてきて少しホッとしています。
この時期になると夏物のリメイクは少なく、来季の冬物コートのリメイクの納期もまだ先でOKなので、比較的ゆっくりしてミシンの調整や道具類のメンテナンスを行なっています。

春頃に九州からご連絡があり東京にお住まいのお嬢さん用に革コートのご依頼を承りました。
大きな肩パットの金ボタンに金の大きなバックルがバブル時期を思い出します。
クレージュ、懐かしい〜たぶん、九州のお母様がバブルの頃に購入されたものなのでしょう。
厚みがあるのにとても柔らかい皮で傷も汚れも色褪せもなく金ボタンの剥げも全くありません。ハイブランドの品質の良さを感じます。

昭和のビックシルエットの復活もあり、肩のボリュームをカットするだけで今のデザインまま着ていただけます。
品質の良いハイブランド品をリメイクして親子2代で楽しめるって素敵です。

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