« 2023年10月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月

ゴルチエのメンズジャケットリメイク

今日で本年も最後の日となりました!

昨日こちらのリメイクが納品完了して、とても喜んでいただけたので、早速画像を掲載させていただくことにしました。
元はご家族のもので不要になった昔のゴルチエのメンズジャケットです。
裏生地のプリントやくるみボタンが可愛いいので、レディース用にリメイク出来ないかというご要望でした。
002607aeda0d410bbcc4ba8943097b95 Img_4927 D81313a7b23b40b3b4a32ba921a077d4
3年前にファーのボレロをリメイクさせていただき、その際に可愛らしいフェミニンなデザインがお好きなことを伺っていました。
ゴルチエのいかついメンズジャケットをどのように可愛らしいフェミニンなレディースにするか難題でしたが、なで肩が悩みと聞いて今流行りのタックスリーブにしました。
大きな衿も取ってノーカラーにし、衿元にループボタンで止められるようにしています。

828ad578049044c3b51a5d6e2baa538a 026def5817ae4ea49583558d0a4c986d D9fa1ff559ed4268acbde64647e79a4e 2a9ce501eaf049588dc7975f47bc8e1a

3年前にご依頼のファーボレロはショールにリメイクしたのですが、やはりなで肩を覆うふわっとした可愛らしいデザインのご要望で、ボレロを長い長方形にリメイクした端に皮ループを通して絞れるようにしました。服とのコーディネートで皮ループを絞らずにマフラーにしても使えます。黒の皮ループはそのままだとイメージが強くなるので、ループの先に毛皮のボンボンを付けて大人可愛いデザインになり喜んでいただきました。
Img_1537 Img_3463 Img_3435
この頃は新型コロナの脅威で外出を控えていましたが、ゴルチエのジャケットコートを新年のお出かけに着ていただけるとのこと、お洒落をして自由に外出できるようになり、嬉しいです!

| | コメント (0)

土間のトイレ

34a838a05cea4001b2c19ea824cb7571 4e8d84eaaa6a463d8aa7fdd3a58e1383 119145409a3a43a397c589ea2cb2ad2d  
アンティークドアにクリスマスリースと大きなリボンをディスプレイしているのは、お客様にも利用いただける土間にあるトイレです。
壁は昨年の今頃セルフペイントしたPORTER’S PAINTSのPLUM HAZEというカラーでアトリエと同じ色なのですが、テクスチャーの種類がアトリエのものより粒子が細かいStone Paint Fineというものになります。
2a3ba191a07848548ee6e24282a8d000
このテクスチャーはアトリエの壁のようにザラザラして陰影が出るのではなく照明やミラーの反射が美しく出るので、アンティークのような揺らぎのあるガラスシェードの照明を使いアンティークゴールドのミラーや水栓をアクセントにしています。

紫の壁に陶器の手洗いボウルとTOTOのトイレが真っ白に映えるお気に入りの空間で、今はFrancFrancのクリスマス限定ミュージックバードを飾っています。

アイアンのペーパーホルダーと木の棚はDIYで作り付け、奥の鏡は移転前に足立区のアトリエのドアに貼って使っていた一部をリユースしたミラーです。

 



| | コメント (0)

メリークリスマス!黒のロングドレスにプラス1

4ea9ad4107ee4b929185fc7e65ea2b6d C14d3dd8618f4c0a8f2c66e18a8eda2d
今年も残すところ1週間となりました!
アトリエの移転後は大きなホームセンターが近くにあり、これまでよりさらにモノ創りを楽しんでいます。
大きくて厚みがあるスウェーデン製の玄関ドアに合う大きめのリースが欲しくて、あっという間に溜まっていたワインコルクやシャンパンのキャップを使ってクリスマスリースを作りました。
残り生地のグリーンの人口スエードを柊の葉風に切り抜いて100均のラメマニキュアでペイントしたものをコルクのリースに接着剤で貼り付け、赤いベロアの幅広リボンと電池式のイルミネーションもぐるぐる巻きつけて手作りリースの完成です。

今年はマスクを外しておしゃれを楽しめる年末になって、本当に良かったです。
黒の刺繍入り生地のロングワンピースですが、この時期には少し地味に感じます。
胸元はアクセサリーで華やかさを出せますが、ドレスの裾にも控えめにキラリと光るターコイズブルーの装飾リボンを付け加えました。
幅5ミリほどのものですが、裾に縫い付けるとフレアーがふわりと広がり、簡単なリメイクで上品な華やかさを演出しました。
Ee2d9d91b2a54d84b13d6e865bc386b6 F9204d39bd0d40989f021406add99ab4 32467a74f0dd43fc8adcd7c2dc79037d

| | コメント (0)

ラパンのジャケットの修復

GUCCIのバックリメイクから少し後にまたご依頼いただいたのは、バブルの頃のアルマーニのジャケットですが、シルエットは昔っぽくもなく毛皮もラパンなら今でも着られそうです。
ただし毛皮は年月が経って弱っていたのでしょう。背中の肩甲骨あたりの左右2箇所で大きく裂けてしまっていました。
51dbc85e87ee41bc919c5d6d86d9a622Image16Image26
腕を前に伸ばすと服の背中部分が伸びるのでゆるみが必要ですが、そのゆるみ分量が少なく毛皮が左右に引っ張られて縫い合わせ部分で破れたのです。
また同じように裂けないように裏側から芯を貼り、さらに別の生地を当てて腕を前に伸ばした時に背中部分が引っ張られないように補強して破れた部分をしっかりと縫い合わせています。
A3474ebdb9db4a3790184ab85e65df2e 1c1cfc5bc7b1413facaf7a806cb5d647
すっかり元通りにかっこいいアルマーニのラパンジャケットとして着ていただけるようになりました。

| | コメント (0)

« 2023年10月 | トップページ | 2024年1月 »