ラパンのジャケットの修復
GUCCIのバックリメイクから少し後にまたご依頼いただいたのは、バブルの頃のアルマーニのジャケットですが、シルエットは昔っぽくもなく毛皮もラパンなら今でも着られそうです。
ただし毛皮は年月が経って弱っていたのでしょう。背中の肩甲骨あたりの左右2箇所で大きく裂けてしまっていました。
腕を前に伸ばすと服の背中部分が伸びるのでゆるみが必要ですが、そのゆるみ分量が少なく毛皮が左右に引っ張られて縫い合わせ部分で破れたのです。
また同じように裂けないように裏側から芯を貼り、さらに別の生地を当てて腕を前に伸ばした時に背中部分が引っ張られないように補強して破れた部分をしっかりと縫い合わせています。
すっかり元通りにかっこいいアルマーニのラパンジャケットとして着ていただけるようになりました。
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