ジャケット、スーツのリメイク

広島よりリメイクのご依頼5回目ジャケットリメイク

GWも終わり、お引越し後2ヶ月となってようやくリメイクブログの再開となりました。
背景の壁は自分で塗装したポーターズペイントのPLUM HAZEという色名で、ザラザラとした質感に刷毛塗りの陰影があり、どのような色にも合うのでとても気に入っています。

広島より今回が何度目になるのか〜振り返ると5度目のご依頼で嬉しい限りです。愛用されていたジャケット2点をお預かりしてベストにリメイクを承りました。

圧縮ウールのグレーのジャケットは裏無しで少し伸縮があり体にフィットしたデザインなので、衿を取ってVカットにし、肩は細めの軽快なベストになりました。春や秋にはシャツなどに合わせるとおしゃれなアイテムでもあり、寒い日はゆったり目のジャケットやコートの下にも着られて防寒にもなります。
S__5873714 S__5873711 S__5873709

ベージュのジャケットは、前の比翼仕立てを活かした丸首のノーカラーで、肩幅は今風に広めのベストになりました。
袖ぐりは少し広めに開けてゆったり目のインナーにも合わせられます。前を開けて着ると今風ジレになり、こちらもおしゃれなアイテムながら防寒にもなり重宝しそうです。
S__5873716 S__5873713 S__5873712

| | コメント (0)

サンローランのツィードベストと年始のアトリエペイント

お引っ越しまで数ヶ月となり、今まで暮らした街に想いを馳せていたところ、一昨年マントのリメイクをご依頼いただいた偶然にも30年ほど前に私が住んでいたアパートのすぐお隣の家にお住まいのお客様よりまたご依頼をいただきました。
今回も宅配で送っていただきメールでのやり取りですが、駅から桜並木が続き豪邸が並ぶその街のだんだんと忘れかけていた大学側の銀杏並木の様子や今も残る老舗の洋菓子店のお話などを伺い、とても感慨深く思いました。

今回はツィードのジャケットの袖を取ってベストにリメイクを承りました。
肩パットの入っていた肩の傾斜をカットし、取り外した袖で袖ぐりの見返しを作っています。
シンプルですが主張のあるかっこいいベストになりました。
6b66e2da40784813ba415c79b468ec51 S__5431302 S__54313036c8ec5d7a79d43c7910f7104c3b47e13S__5431298S__5431301
中に着るものの色やデザインで雰囲気が変わり色々楽しめそうです。

年末と年始で新居のセルフペイントをしました。
土間のアトリエの壁は私の好きなパープルです。
S__29302809 79ce601586394fae8e3d6d4f2a66ed61
大理石の粒が入ったテクスチャーはザラザラとして光の当たる角度によって陰影が出ます。この壁と木の現しの低めの天井がリメイクにもインスピレーションを与えてくれそうなアトリエになりました。

| | コメント (0)

秋色ウールジャケットのリメイク

この時期にぴったりのウールジャケットですが、肩のシルエットが少し古い感じがするのと、前を開けた時に右の前端のデザインが邪魔になるとのことでした。
S__5201929S__5152786
もとの肩パットは1センチほどの厚さだったのですが、それを3〜4ミリのものに取り替えて袖山と身頃の肩の縫い代を縫い割ったので肩のシルエットが柔らかく自然に繋がりました。
S__5152787 S__5201928 S__5152784
前端は真っ直ぐにカットして同じ生地でループを作って衿下でボタンを止められるようにリメイクし、好みのボタンをご自身で付けていただく予定で、このままの完成となりました。

| | コメント (0)

大きな衿のコートリメイク

シルエットやサイズは問題ないのですが衿のデザインが個性的で、リメイクしてもっと長く着られるようにシンプルな衿にすることはよくあります。
こちらも大きな衿を取り外して小さなステンカラーに作り直して付けました。
元の衿から作り直すのでデザインに制限がありますが、針跡も目立ちにくいグログラン生地なので、タックを全て解いて広げた衿は小さな衿にリメイクするのに充分な大きさでした。

シンプルな衿のグログラン生地のコートは長い季節に着用できるので、冠婚葬祭に役立ちそうです。

561527e1c60e4dd88a4f12c7998d9ed7 05045b108fa74daca28e68ba6d76bdda Fd3f49436abb4d0db4188145fd112edd1  8baf3fc237864112b7aec6e85914911b

| | コメント (0)

シャネルのジャケットのベストリメイク

2年前に岡山県より革ブルゾンのリメイクのご依頼をいただいて、その革ブルゾンに纏わる20代の頃のエピソードを聞いたり写真を送ってくださって、個性的なデザインにリメイクしたのが印象的でした。2019年1月掲載のパープルレザーブルゾンリメイク

今回再び、2点のリメイクとスカートのオーダーを承り仕上がり後に写真を撮ってくださったので紹介させていただくことにしました。

スパンコールが織り込まれたシャネルらしい華やかな素材のジャケットは、モデル用のサイズの様に全体に細く袖も長く、サイズやデザインが合わなくなったので単にサイズアップするだけではなく、袖を取ってベストにし、後ろのウエスト切り替えとベルト位置を少し上に移動してバランスよく気軽に着られるようリメイクしました。

遠方なのでメールでのやり取りのみですが、洋服へのこだわりや好きな服を大切に永く愛用するマインドが合うと、とても良いリメイクが出来上がります。

S__4153363 S__41207091S__4153362S__41207071

とても素敵なお部屋で帽子とブーツでお洒落に着こなされていてビックリ感動しました〜

Thumbnail-5Thumbnail-6

| | コメント (0)

広島よりリメイクのご依頼3回目

3回目のご依頼は、春物ジャケットとご主人の昔の肩パット入りのたっぷりしたレザーブルゾンでした。

ジャケットは肩幅や袖幅のサイズの調整をし、V開きのスッキリした今風ジャケットになりました。

E899a54bdef84cdd9f5c11492234b75c S__3850404

ご主人のヴィンテージレザーブルゾンは身頃も袖もたっぷりしていてゴテゴテとポケットの蓋や丸い衿のデザインが昔っぽいので、コンパクトでスリムに衿は小さくシャープに作り直し、胸ポケットの蓋を取ってスッキリと今風に仕上がりました。

F43eef07d9f84025877757bb7e2a54cd E392cde4ff7f45f1b30551206296a52227737a44f99a41e3b975d127a26afeddS__3776564

レザーのヴィンテージ感がありシャープでカッコいいレザージャケットになりました。
次回ムートンコートのリメイクをご依頼いただいてます。また次の掲載で、、、

| | コメント (0)

広島よりリメイクのご依頼2回目

前回に続いてのご依頼は、濃紺のノーカラージャケットとかなり古いヴィンテージのレザーブルゾンでした。

 A796b96e1fb741098c7ecb8d0a826349Fd8436ab1ad24b8886da1c8c5e61e4e6_1_201_a
濃紺ジャケットは肩幅や身幅などのサイズの調整と元の裾のデザインをそのまま活かして着丈を詰めるだけでしたのでリメイクするのは問題もなく、花びらのようにカットされている裾のデザインをそのまま短くするのに苦労したものの画像ではあまり変化が分かりません。

これとは別にヴィンテージレザーについて画像でご相談いただいた際には、あまりにも凝ったデザインだったのでリメイク可能なのか不安に思いましたが、出来る限りご希望に沿うようリメイクの努力するポリシーですので、今回もお嬢様用にショート丈でスレンダーなライダース風ジャケットになればという事で、何度もメールと画像でデザインチェックをしながらリメイクしました。

Img_3484 F31f3b5ff9ed45e9af3322ab41036260_1_201_a 6bbced87ed2f4bb399aee1a4a6d013dc_1_201_a 62a9de13e919480596b4fc0eaaca4d80_1_201_a

茶のレザー部分は全て取り、肩パットの入った大きな肩やギャザーの入った身頃の切り替え部分から下もカットしてスッキリとファスナー開きのライダースジャケットに生まれ変わりました。

画像で見ても、これだけ違うものにリメイク出来たら掲載し甲斐があります。仕上がりをとても喜んでいただき、3度目のご主人のレザーブルゾンは次回に続きます。



 

| | コメント (0)

春のシルクのジャケット

洋服のお洒落をいつも楽しんでらっしゃる70代のお客様ですが、1時間ほどの距離をフットワークよくお持ち込みいただいて、お預かりするのは次々と上質素材のものばかり、、、こちらのシルクジャケットもオーダーされたものでしたが、衿の作り替えと全体のシルエット調整をしました。

Img_2935 Img_3468 Img_3469 

先日のお持ち込みの後は、このジャケットのくるみボタンを華やかなボタンに付け替えたいと日暮里の問屋街にボタン探しにいらっしゃるなどアクティブさとお洒落へのこだわりに脱帽です。

| | コメント (0)

セレモニー用ツーピース

懐かしいデザインのものを承りました。30年以上前に入園式などで着てらっしゃったものだそうです。バブル全盛期にしては肩パットやボディコンシャスなラインが控えめなのはミスアシダだからでしょうか。
ワンピースは7号くらいだったので縫い代から全体に1サイズアップしてやっとボディが着られるサイズになり、着丈を縫い代のギリギリまで伸ばしました。ジャケットはノーカラーでウエストの絞りを緩く肩や着丈のバランスを今風にリメイクして残ったバブル感は金のボタンのみですが、これはこれで思い出に繋がるアクセントとして残しました。

Img_3406 Img_3401   Img_3490
例年今頃は卒業式や入学式の日に間に合わせてのリメイクが忙しい時期ですが、やはりコロナの影響で自粛になり、ゆっくりと取り掛かっています。
クローゼットで眠っているデザインの古いスーツを冠婚葬祭用のシンプルなスーツにリメイクいかがでしょう。

 

| | コメント (0)

残暑お見舞い申し上げます〜Diorのリメイク

今日から9月、まだまだ暑い日が続きそうですが、カシミアコートのリメイクに取り掛かっています。
新型コロナの影響でしばらくお持込みのご依頼をお断りしていましたが、お問い合わせも多くなりましたので感染対策を整えながらお持ち込みのご依頼にも対応しております。

この夏は、企業からのマスクのデザイン依頼や感染対策用のリメイクグッズなど、また新たな取り組みがありました。
静かに夏から秋に変わっていくように、リメイクも時代と共に変化していくものだと感じています。

上品な薄いブルーのDiorのシルクのツーピースは結婚された時のものだそうで、捨てられないのでベストと何かにならないかとお持ち込みいただきました。
ご依頼のベストとコサージュ、残り生地でポケットからティッシュが出る化粧品ポーチとマスク用のポーチも作りました。

思い出の服をいつまでもクローゼットに置いておくなら、いつも使えるものにリメイクしてみてはいかがでしょう。

003 002 001 Img_2187 Img_2185

| | コメント (0)

より以前の記事一覧